【MX Master 3S レビュー】MX Masterシリーズはこれが正解

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2022年6月16日に発売されたMX Master 3S。

LogicoolのフラグシップモデルであるMX Master 3の静音モデルとなります。

MX Master 3Sの外観・仕様

さっそく、開封して外観からチェックしていきます。一番ワクワクする瞬間です。

【外箱】

デザインはMX Master 3と同じとなっていますが、今回新色の「ペイルグレー」が追加されました

【こちらが新色「ペイルグレー」】

開けた瞬間「か、かわいい・・・」と思ってしまいました。

僕が所有しているMX Master 3の色「グラファイト」と比べるとこんな感じ。(下記画像)

「グラファイト(黒っぽいグレー)」はかっこいい印象がありますが、「ペイルグレー(白)」はかわいい見た目となっています。

MX Master 3Sは以下の2色展開です。

  • グラファイト(黒っぽいグレー)
  • ペイルグレー(白)

【細部にもこだわりを感じるかっこいいデザイン】

マウスとしてのデザインは、細部までこだわりを感じ、ガジェットとして非常に完成度の高いマウスです。

外観としては前作であるMX Master 3と同じです。

MX Master 3の外観・使用感の詳しいレビューは以下の記事に詳しく記載しています。

MX Master 3との違い

さて、気になるMX Master 3との違いですが、大きく3つの変更点が加わりました。

  1. クリック音が静音に変更
  2. レーザー式センサーの最大解像度が4,000DPIから8,000DPIに変更
  3. 接続方法がUnifyingレシーバー/BluetoothからLogi Bolt/Bluetoothに変更

ひとつずつ解説していきます。

①クリック音が静音に変更

MX Master 3Sは、クリック音がMX Master 3に比べて90%削減されています。

MX Master 3は、クリック音がそこそこ大きいです。

一般的なマウスよりも少し大きいくらいのボリュームだと感じており、以下のようなシチュエーションだと「使いにくいなぁ」と感じることが多々ありました。

  1. 周囲に人がいる状況(オフィス・カフェ等)
  2. リモート会議参加時(マイクに音が入るため)

上記のように、周りに人がいる状況において、「少し気をつかってしまう」程度のクリック音があり、僕も「これがなければなぁ」と常に思っていたくらいです。

それに比べ、MX Master 3Sはかなりクリック音が抑えられており、体感としても90%ほど音が小さくなっているなと感じています

文字で表すと、MX Master 3Sは小さく「コトッ」という音がします。

全く無音というわけではないのですが、オフィスやカフェでの作業においては全く周囲を気にしなくていいようなボリュームです。

リモート会議においても、これならマイクに音は拾われないだろう、と感じるくらいになっています。

静音化されているボタンは左右のクリック音だけで、それ以外のボタンやスクロールホイールについては、前モデルと同じです。
(もともと静かで、ほぼ無音のため)

②レーザー式センサーの最大解像度が4,000DPIから8,000DPIに変更

これはなかなか比較が難しいのですが、マウスのトラッキングセンサーが前モデルの4,000DPIから8,000DPIにバージョンアップされています。

僕のような一般のビジネス用途で使用するユーザにとってはあまり影響しない話なので詳細は割愛しますが、DPIの数値が上がると、より小さいマウス操作で大きくポインタを移動することができます

主にゲームをするユーザにとって、スムーズなマウス操作を実現するために調整をするような機能となりますが、今回この数値が上がることにより、ゲーミングマウスとしての一面を覗かせるようなマウスとなりました。

前モデルと同じく、ガラスのような透明性の高いテーブルの上でもしっかりと正確にマウスを動かすことができる点は、使う場所にとらわれない使い勝手の良いマウスといえます。

③接続方法がUnifyingからLogi Boltに変更

MX Master 3Sは以下2パターンのデバイス接続方法があります。

  1. Bluetooth
  2. Logi Bolt

①Bluetooth

Bluetoothについては説明は省きますが、一般的なBluetoothマウスとして使用することができます。

②Logi Bolt

Bluetoothに加え、Logicool独自の規格としてLogi Boltという接続方法もあります。

Logicoolといえば、MXシリーズのデバイス(キーボードやマウス)の接続規格として、USBレシーバーを使用したUnifyingが採用されていましたが、MX Master 3SはLogicoolの新規格である「Logi Bolt」に対応しています。

Logi Boltとは、オフィス等、無線接続の機器が多く、混雑するワイヤレス環境においても、よりよい互換性や高い安全性のニーズに応えるために開発された「次世代の通信プロトコル」とのことです。

より安定性・安全性が向上した、次世代の通信方式ということですね。

従来のUnifyingと同じく、USBのレシーバーを使用してデバイスとマウスを接続し、一つのUSBレシーバーで6台のマウスやキーボードを接続することができます

また、レシーバーとデバイスの通信距離についても、Unifyingと同じく10mとのことです。

ただ、MX Master 3Sは従来のUnifyingには対応していないため、注意が必要です。

Logi BoltのUSBレシーバーとUnifyingのUSBレシーバーを比較すると、大きさはほとんど同じです。

【左がUnifyingレシーバー、右がLogi Boltレシーバー】

また、MX Master 3Sは、前モデル同様、Easy-Switch機能により、接続先のデバイスをワンタッチでスムーズに切り替えることができます。

1つのMX Master 3Sに最大3つの接続先を登録することができ、マウス裏面のボタンで1~3のデバイスをワンタッチで選択することが可能です。

【裏面にあるボタン(一番下の丸いボタン)で1~3のデバイスを素早く切替可能】

個人的に感じたそれ以外の変更点

これは僕が購入した個体差かもしれませんが、横スクロールホイールの動作がMX Master 3と比べると重たくなった気がします。

僕としては重たいほうがいいと思っていて、横スクロールって親指が動作に慣れていないので、結構操作が難しいんですよね。

この動作が軽いとスススーっとホイールが動きすぎてしまって、「操作しづらいな」と感じていたので、今回のMX Master 3Sくらい重たいほうが個人的には好みです。(多少の抵抗があったほうが操作しやすい)

ただ、これは僕が購入した筐体固有の挙動かもしれないですし、僕が1年間使用してきたMX Master 3が使っているうちに軽くなった可能性もあります。

(公式としてそのような変更があったとアナウンスはないので、おそらく上記どちらかの理由かと思います)

Logi Options+も健在

Logi Options+についても少し触れます。

前モデルと同様、Mx Master 3SについてもLogicoolのアプリ「Logi Options+」を使用し、ボタンの設定・制御や細かい仕様の変更が可能になっています。

各ボタンの機能も変更することができますし、それをアプリによって切り替えることもできるため、自分にとって本当に使いやすいマウスになるよう、細かく設定を加えることができます

【同じアプリで前モデルのマウスの設定も可能】

【各ボタンの挙動を細かく設定することができる】

【挙動をアプリごとに設定することも可能(Premire Proを開いているときはこの機能を割当、のように)】

【もちろん、ポインタやスクロールの速さなども細かく設定可能】

詳しくは下記の記事にて解説していますので、あわせてご覧ください。

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